丹後半島・間人(たいざ)/間人ガニ(たいざがに)&地魚料理・地酒 海辺の和製オーベルジュ うまし宿 とト屋。
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鬼伝説

丹後・丹波の鬼伝説「旅をした渡来人」
丹波と丹後がまだ分立せず「大丹波時代」といわれた古代、この地方は大陸の文化をうけ入れ、独自のすぐれた古代文化をもっていたようです。しかし、平安京が政治の中心となってから、この地方は、都に近い山国として、日本の歴史の中で、王城の影の地域としての性格を色濃くにじませるようになりました。
隠田集落であると伝承する山里が散在することは、そのことを如実に物語っています。また、王朝時代、大きな役割を果たした陰陽道で、乾(北西)は忌むべき方角とされたが、当地は都の乾の方角に当たっていたので、酒呑童子や羅生門の鬼に代表されるように、京の都に出没する鬼は、王権を脅かす政治的な色合いの強い鬼であったようです。
天皇が勅命を下し、武将に鬼を退治させる物語...それは、王権が自らの権力を誇示し、その物語を通して王権を称掲する手段にしようとして、つくり出したものではないでしょうか。あるいは、中世に入り、地に堕ちた王権を支えようとした人々の願望としての王権神話ではなかったのではなでしょうか。
「鬼」は「王仁」とも置換えられます。これを[ワニ]と読み古代、高い文字や製錬技術をもたらした大陸からの渡来人として考えられ、この地に訪れ居住したと思われます。丹波山地の中で、もっとも著名な山であり高山でもある大江山連峰...時代によって与謝の大山、三上ヶ嶽、御嶽、大江山と名をかえつつも、丹波と丹後を境とする要地にそばだってきた大江山...
ここに鬼退治伝説が三つ残されていることは偶然ではないかもしれません。