丹後半島・間人(たいざ)/間人ガニ(たいざがに)&地魚料理・地酒 海辺の和製オーベルジュ うまし宿 とト屋。
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丹後蟹物語

山陰地方では、ズワイガニを"松葉ガニ"と呼んでいます。"松葉ガニ"は、地元の特産物として北海道や海外産のズワイガニとは分けて扱われます。
その松葉ガニの中でも京都府の港(浅茂川・宮津・舞鶴)に水揚げされたものだけに緑のタグが付けられ、間人港に水揚げされた松葉ガニのみ「間人ガニ(たいざがに)」の文字と船名の書かれた鑑札が一匹一匹に付けられています。

昭和の初めから中期、間人港が最高のにぎわいを見せた頃、底曳船は全部で12隻。毎日が大漁で、カニ、イカ、鯖等が船には山積みで、カニを"おやつ"として食べたという、今では信じられない時代がありました。カニが激減したのは昭和50年頃からで、一番多く獲られていた頃に比べ10分の1にまで減ってしまいました。
そこで、漁業者や研究者、京都府が一体となり研究と漁場の整備に力を入れ、丹後のカニを「守り育てる」という事に成功致しました。今や底曳船は5隻となってしまいましたが、「間人ガニ(たいざがに)」はたくさんの人々の努力があって、今日、丹後町民の"誇り"となるまでに名をあげ、希少価値の高いカニとなりました。


地ガニとして扱われる他港のカニにもオレンジ、ブルー、水色のタグが付けられています。「間人ガニ(たいざがに)」と同じように名高く注目をあびております。


このように貴重な「間人ガニ(たいざがに)」や地ガニの素晴らしさを、お客様へお伝えすることが旅館の使命だと思っております。オープン以来、主人とセリ場に出向いて数多くのカニを仕入れており、今ではより良い物を優先していただけるようになりました。しかしながら、漁獲量の不安定さや需要のバランスによる超高値の厳しい状況が近年おこっております。
オープン以来女将がセリ場に出向いて数多くのカニを仕入れており、今ではより良い物を優先していただけろようにまでなりました。ぜひ、当館で間人ガニの美味しさをお確かめくださいませ。
女将自ら冬の港に買い出し
11月5日 午後9時 間人ガニ漁出港。
毎年主人と女将は船員の家族と同じような気持ちで5隻の船を見送る。

私が尊敬する海運丸の佐々木茂船長さん。
ある穏やかな日、港で網の準備をしているところへおじゃましてお話しました。なにやら、今年は越前クラゲがいないから嬉しいらしい。カニも傷つかないし、網も破られないからいいね。などなど・・・
初日の漁獲はワンシーズンの様子が予測出来るほど大事な一日!!
5日午後8時ごろ船員たちが新しい長靴を履いて港におりてくる。不安を隠しきれない顔つきで緊張がはしる。
私はセリが始まると毎回港へかよい、船長さんや仲買人さんにカニの話を尋ね勉強しています。3月まで寒い日もあり通い続けるのは大変ですが、「お客様に何より喜んで頂きたい」と思い、セリのある日はソワソワしてしまいます。そしてそれは、私の生きがいでもあります(*^_^*)
是非、間人港のセリにご一緒いたしませんか。

池田香代子

松葉ガニミニ知識[愛の証]
一度しか交尾しない雌のカニ、いわば最初で最後の交尾である。交尾をするとその精子を蓄え3年ぐらい受精できるのである。
さてこの処女ガニを求めて深海から比較的浅い海へ移動する交尾時期は夏から秋にかけてである。処女ガニと出合った雄ガニは、処女ガニの腰をしっかりはさみ数日間にわたってこの状態がつづく、すると処女ガニは、はさまれたまま脱皮を始める雌ガニが硬い甲羅をぬいだ1、2時間が交尾可能なときであり生殖する一瞬の勝負どきである。雌ガニにとっては一生のうちで最後の脱皮である。成長はそこで止まり、あとは産卵に力を使い果たすのである。
雌ガニを食べるとき、その足をよく見ると、ナイフでつけたような傷あとが見えることがある。雄ガニにはさまれた、いわば[愛の証]である。